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南青山デンタルクリニック・リクルート

否定しない生き方

「私はどうして他人の意見を素直に受け入れられないのだろうか」と自分で反省してしまいます。
 それが本能であって、それを克服する事が幸せになるヒントでもあるように思います。
 人の話、新聞、TVからの情報、政治家の方針………
 何かの情報が頭に入ると「でも……」といったん否定してから自分の意見が頭をよぎります。

尊敬には自尊心と他尊心がありますが、多くの人にとって、自尊心は自然に持つことができますが、他尊心は自分で意識しないと持つ事が出来ないのではないでしょうか?
 他人の意見や考え方を否定する事は簡単です。
 完璧な意見や方針などありません。
 どんなものでも例外や欠点は捜せます。重箱の隅をつつこうと思えば必ずつつけるのです。

相手を否定して、どんなに自分が正しいかを言葉にすればその瞬間の気分は良くなります。
 しかし、否定された相手はいい気分がしませんし、自分の中でも時間がたってくるにつれ、気分がすっきりしない場合の方が多いのではないでしょうか?
 心の中では、相手を否定している自分を好きになれない愛に満ちた自分も存在しているのです。
 競争、競争で育てられた学生時代を過ぎて社会人になっても、それまでの名残りとして、人と比べる生き方を無くすことは難しいのです。

人と比べる生き方をすれば、自分が上がるか、相手が下がるかのどちらかになります。
 自分が上がるのは大変ですが、他人を下げる事は簡単です。
 こういう心理が働いて、無意識で相手の足を引っ張ったり、相手を否定する発言をしてしまうのではないでしょうか?

長い時間かけて身についた悪い癖は、同じぐらいそれを取り除くのに時間がかかります。
 競争自体を否定して、運動会で順位をつけないとかいう事は賛成できませんが、競争と同じくらい協調を大切にして生きていく事が、幸せになる為には不可欠な事のように思います。
 そういう意味で、他尊心を育む一番の方法は、普段の日常において、他人や周りの状況を否定しない生き方ではないかと思います。

何かを言われて「でも……」と否定する習慣を「そうだよね。そういう意見もあるし、こういう意見もあるよね。……」とまずは相手を受け入れる習慣に変えていきたいと思います。
 「自分が自分が……」という人は間違った自尊心が強い人です。
 「どうせ私なんか……」という人は間違った他尊心が強い人です。

心が平和で幸せな人は、自分も素敵だが他人も素敵という、自尊心と他尊心のバランスが取れている人ではないでしょうか?
 今の私の課題として、競争から協調へと進路を変えていくためには、否定しないで受け入れる生き方をしていきたいと思います。

上記のように、自分が否定しないで受け入れる生き方を目指せば、他人が自分を否定した時にも腹を立てることなく、相手が本能のままで生きていて可哀想だなと俯瞰した見方が出来るおまけまでついてくるのではないでしょうか?