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南青山デンタルクリニック・リクルート

心にもない事を言おう

「心にもない事を言う」と聞くと偽善者、いい加減な人、といった悪いイメージを持つのではないでしょうか?
 私の例でいいますと、私が開業当初赤字で大変な時に、「頑張れよ」「早く軌道に乗るといいね」と知り合いに言われた時に、ひねくれていた私は「この人は本当に本心でそう思っているのだろうか?」「人のことを本当に心配してくれているのだろうか?」と疑心暗鬼になったものです。

また、友人の結婚式で泣いている人を見て、自分が結婚していて幸せな人は分かるが、自分が結婚していなかったり、彼氏がいない人は「本当に心からおめでとうと言っているのだろうか?」と斜に構えた見方をした時期があります。
 私の中で、長い間、心にない事を言う人は、心にない事は言わない人以上にずるい人だと思っていました。

そうして長い時間がたって、私の中で、心にない事を言う人は、心にない事は言わない人よりも立派な人に変わってきました。
 と言いますのも、心に思わなければ言ったらいけないとなれば、人間的に成長するまで、相手を思いやる言葉を言えなくなります。
 心にあろうとなかろうと、口に出すという行為に意味があると思えてきました。

心にもない事を言う人には2種類あります。
 相手から何かをしてもらおうと思って、心にもない事を言って点数を稼ぐ人と、今は心にもないけど、いつかは心からそう思えるように成長しようと思って、相手を思いやって頑張って発言している2タイプがあります。

前者の様な、自分のメリットの為に心にもない事を言う人は、偽善者ですが、いつかは心からそう思いたいと思いながら、相手を思いやる言葉を言う方は、時間がたてば、必ず心からの思いやりの言葉が発せられます。
 心が先か言葉が先かと言われれば、多くの凡人はまず言葉を先に思いやりと愛に満ちた言葉にしていく事が大切だと思います。

心にないという言い訳で何も言わないよりは、例え心に思っていないとしても「ありがとう」といえば相手は嫌な気持ちはしないものです。
 まずはいい言葉を習慣にして、気持ちは後から追いかけていくと信じる事で、時間がたって気付いた時には、成長している自分に気付くのではないかと思います。
 そして言葉に伴って、心が後からついてきて心と言葉が一致した時には、相手が感動するような言動が出来る人間になれるのではないかと思っています。

私自身、まだまだ、言葉と心が一致していないので、その境地は想像でしかありませんが、いい言葉を習慣にして、他人を思いやれる人間になれれば、日々の幸せが増すのであろうなと思っています。