
「ない物ねだり」と「足るを知る」
人間は、日々大きな矛盾に突き当たりながら生きていかないといけません。
その1つの例として、多くの場合与えられていることに感謝するのではなく、与えられていないものを欲しがるようにできているように感じます。
人間は「他人の芝生は青く見える」「ない物ねだり」をする動物なのではないでしょうか。
それは今持っていない物を、どうにかして手に入れようとがんばるから能力が向上するメリットもあります。
しかし、常に無いものを求めていたのでは、心が満たされることはありません。
平穏な気持ちになったり、満たされた気持ちになるためには、逆に自分の持っているものに感謝して「足るを知る」生き方をしていくことが大切になってきます。
このない物を手に入れようとがんばる姿勢と、持っているものに感謝して満たされた気持ちで生きている、一見相いれない2つの考え方のバランスをとって生きていくことはとても難しいのです。
理想としては「足るを知って」日々持っている物、与えられている物に感謝しながら、満たされた気持ちのうえで、目標を持って更に上を目指していくことなのでしょうが、人間は本来、怠け者なので、心が満たされていますと楽な方へ流されがちなのです。
心が満たされないで、今の状況を何とか良い方向へ変えたいと思うからこそ、つらい努力も出来るのです。
気持ちが充実していて、モチベーションが高い時は上昇志向で上を目指して、心が晴れなくて、前向きになれない時には、過去の自分を誉めながら足るを知って幸せを感じていくのが正解のように感じます。
自分に対して常に鞭打って叱咤激励していたのでは、自分の事が嫌いになってしまいますし、幸せを感じる事が出来ないのではないでしょうか。
スポーツにおいても、トレーニングと休息のバランスが大事なように、「ない物ねだり」と「足るを知る」バランスをとれる人が仕事においても、人生においても成功者となれるのだと思います。
この関係をスポーツで例えて言えば、「トレーニング」が「ない物ねだり」に当たり、「休息」が「足るを知る」ことになるでしょう。
このバランスの取り方は、各々の性格や今現在おかれている状況によって違ってくるのではないでしょうか。
「人は幸せになる為に生きている」「自分の事を好きにならなければ他人に優しくできない」という原理原則からすると、「足るを知って」意識的に自分を受け入れて誉めることをしていく事はとても大切なことだと思います。














