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成功する為に大切な事

成功VS失敗

人間だれしも、できれば連戦連勝、すべて成功の人生を歩んでいきたいと思っているのではないでしょうか?
 私も失敗よりも成功の方がいいです。
 しかし……
 そんなことはあり得ないことである以上、失敗や物事が思うように運ばない時に、その出来事を前向きに考えることが大切になってくると思います。
 気持ちとしては、当然うまくいってほしい、でも出た結果は自分の思いとはかけ離れている。
 この事実をどう考えれば前向きに受け入れられるだろうか?

一般的には、物事はうまくいった時点、成功した時点で完了です。
 しかし、うまくいかない場合には、そこで諦めるか、うまくいくまでトライするかにわかれます。
 うまくいくまでトライするのであれば、必ず、その失敗から何かを学ぶことができます。  それは成功していたら、学べなかった「気付き」です。
 その気付きが、のちの大きな成功に結び付くかもしれません。
 もしそうであれば、時間がたてば、一時的にうまくいかなかったことはありがたいことになってきます。
 その可能性があるのであれば、うまくいかなかった時点で、落ち込むよりはありがたかったほうが得なのです。
 その場で落ち込んでも、どうせ後で感謝するのであれば、なるべく落ち込む期間や程度を最小限に抑える工夫をした者勝ちのように思います。

人は目に見えるものには感謝しやすいですが、目に見えないものには、創造力を働かせて感謝できる習慣を身に着けていきたいと思っています。
 うまくいかない時こそ、「チャンス」「ついてる」「試されている」と思って頑張っていける考え方を身につけられたら、成功してもハッピー、失敗してもチャンスと思えれば、24時間幸せな気持ちでいられるように思います。

プラス思考、感謝思考とは創造力の差のような気がします。

読書派VS行動派

私は周りから見ると、かなりの読書家だと思われているみたいです。
 マイナス的な見方をすれば、ある意味、少し頭でっかちのところがあるぐらいだと思っています。

しかしこれまでに、本を通じて、多くの事を学ばせていただきました。
 自分が本を書く立場でもある事から、1冊の本を出版する為に、著者がどれだけの時間と労力を使っているかが容易に想像できるために、1500円前後で本を買う事が、費用対効果で考えると、どんなに安い事かが腑に落ちているので、本代には制限をかけないぐらいの姿勢でいます。

自分がそういう姿勢で貪欲に本からの情報を集めている為に、本を読まない人を見るとそれだけで自分の方が優れているのではないかと思う時期がありました。
 しかし、成功していたり、人間的に立派な人の中にも、殆ど本を読まないという人がいて、私の中での価値観が大きく崩れた時期がありました。
 そういう人に共通している事は、本などの知識よりも実際に行動してその行動から多くの事を学んでいる事でした。

「考える前に行動する」というタイプの人は、頭で考えるよりも行動する事で深い部分が腑に落ちるので、本などの理屈から入るよりは、もっと実践的な「感」が身についているようでした。
 私は行動派のタイプではないので、考える前に行動する事はできませんが、そういう人から学べることが多い事にも気がつきました。
 行動派の人は、本などから情報を得ようとはしませんが、行動した事については深く考えている事は間違いないのです。

多くの本を読んでいるのに、成果が出る人と出ない人との違いは、この考えることだという事に気がつきました。
 本の知識をただ暗記しようとしている人では、思うような成果が出ませんが、本の情報をきっかけに自分で考え行動する人は、必ず成果が伴うものなのです。

分りやすく言いますと、本を読む事が目的になっている人は、いくら本を読んでも何も変わりませんが、本がきっかけで考え行動する事が目的になっている人はいい結果が伴うのです。
 その際に、本というきっかけがなくても、考え行動できる人も少数ではありますが存在しているみたいなのです。

私の様な凡人は、何かのきっかけがないと行動できないので、本というきっかけが必要で、いい本を読んでそれをきっかけにたくさん考えたくさん行動していきたいと思っています。

本から学ぶ

最近は、ノウハウ本よりも伝記的なものを読むようにしています。
 「伝記的なものを読む理由は何だろう?」と自問した時に、私の一番知りたことは、普通の人が普通でない考え方や生き方をするきっかけは、どんな事だろうということを知りたいからです。

一部の天才的な人を除いて、多くの人は普通の人です。
 そんな普通の人があるときを境にして、普通でない人に変わっていきます。
 それはほんの些細なきっかけなのです。

と言いますのも、私自身、学生時代を含め、生れてから30数年間は、普通かそれ以下の時代が長かったのに、あるきっかけで周りから普通以上に見られるようになってきました。
 私自身、そのきっかけがなければ、いまだに普通以下だと思っています。
 伝記を読んでいて、自分では到底真似できないという著者の方もいらっしゃいますが、ほとんどの方はどこかの地点で、考え方にパラダイムシフトが起きて、考え方、生き方が変わったかというだけの違いなのです。

社員に対しても、このパラダイムシフトを起こすべく、ミーティングでの意識の変化を促そうと四苦八苦しています。
 同じ話をしても心に響く人と何も感じない人がいます。
 いろんなお話をしていくことで、何かのきっかけになってくれればいいなと思っています。

私の中で「人間の能力なんて大差がない、しかし、人間の考え方には大差がある」という信念があります。

「オール1の落ちこぼれ教師になる」(角川文庫)「一歩を超える勇気」(サンマーク出版)はどちらもとても良い本で、とても勉強になります。
 パラダイムシフトを起こしたい人にはお勧めの本です。

勉強vs体験

私は、学生時代に受験勉強で頑張ってきた流れで、人生は勉強によって多くの事を学んでいくような気持ちでいました。
これは間違いではないのでしょうが、「勉強から学ぶ事には限界があるな」と少し前から感じ始めていました。
勉強から学ぶ、すなわち左脳から仕入れる情報というのは、なかなか深い部分までしみこんで、自分の物にはなっていないなという実感がありました。

一方、経験から学ぶ、すなわち右脳から仕入れる情報は、深い部分までしみこんで自分のものになりやすいなという実感があります。
人間は失敗して恥ずかしい思いや嫌な思いはしたくないので、できるだけ事前に情報を仕入れて失敗を回避しようと生きているように思います。
しかし、それが行き過ぎて「石橋をたたいて渡る」を通り越して「石橋をたたきすぎてわたるのが怖くなる」状況になってしまっているような気がします。
そういう状況は「勉強している」というのは、行動できない言い訳のような気がします。

例えば、私は38歳で結婚したのですが、それまでに「結婚とは……」ということをいろんな既婚者から情報を得ていて、結婚のメリット、デメリットを自分なりインプットすると、「結婚しない方が楽だよな!」という気持ちの方が強かったのを覚えています。
実際結婚してみて、「私なりの結婚とは……」という考えはありますが、それはあくまで文字や言葉にしてみれば、ということであって、そんな情報を得るよりも、一度結婚してみた方が、一瞬で結婚のことは分かります。
プールや海で溺れるのは嫌ですが、いつまでたっても本で泳ぎを学んだり、床の上で泳ぎの練習をするよりも、とっととプールに飛び込んだ方が、はやく泳ぎを覚えられます。

「失敗を避けたい!」「辛いことを避けたい!」という気持ちがバランスを崩すと、経験する事よりも、勉強することで満足してしまうような気がします。
学生時代には、「勉強する事=いい事、素晴らしい事」という方程式が成り立っていましたが、社会人になってからは、勉強することと行動する事のバランスが崩れてしまうと、勉強することはメリットよりもデメリットの方が多くなる危険性がある事に気が付きます。
「百聞は一見にしかず、一見は一行にしかず」
「案ずるより産むがごとし」 

色んなことわざがありますが、経験に勝る勉強はないように思います。
大人も子供も、今こそ、寺山修二ではないですが「書を捨てて町へ出よう」が大切な時代のような気がします。

何の為に……

「何の為に勉強するの?」「何の為に生きるの?」「何の為に頑張ってるの?」
 自分の子供にこれらの質問を投げかけられたら何と答えますか?
 勉強した方がいいのは誰でもわかっています。自殺なんかしてはダメで、何があっても生きなければいけないのも分かっています。頑張らない人間より頑張る人間になりたいと誰もが思っています。でも、……

頭では分っていても、実際に行動に移せれる人は多くはないのです。
 「親孝行はした方がいいよな」「運動はした方が健康にいいよな」「子供と遊んであげた方がいいよな」「奥さんとコミュニュケーションを取った方がいいよな」等々
 全ての事は頭でわかっているのです。

頭でわかっているのに行動できないのは、その意味を心の底から感じていないからなのです。
 これらの質問に正解はありません。
 全ての事が、した方がいい事は間違いないのです。

ではどう考えれば行動できるかがポイントになります。
 「何の為に勉強するの?」………「モテたいから!」という答えはいかがでしょうか?こんな答えは不謹慎でしょうか?大切なのは心からそう思って勉強できるかどうかなのです。
 「何の為に給料が1000万円欲しいの?」この答えは、その人が一番頑張れる答えが正解なのです。他人に聞こえがいい答えが正解ではありません。

まずは自分の心に正直になって考えるのです。
 「家が欲しいから」「車が欲しいから」……ではどんな家や車が欲しいのですか?何の為にそれらが欲しいのですか?それらが手に入ったら本当にワクワクしますか?
 それらの事を真剣に考えるのです。そして、本当に心から欲しい!と思える理由に当たれば、行動する事が苦ではなくなります。

ダイエットも同じです。軽く始めるから続かないのです。「何で痩せないといけないの?」「痩せたらどんないい事があるの?」等々真剣に考えることから始まるのです。
 頭で考えた事は行動に起こせませんが、心でワクワク感じた事は、周りからするなと言われても行動してしまうものなのです。

仕事へのモチベーションアップも同じです。
 自分の気持ちが心から頑張りたいと思わなければ、いくら勉強しても身に付かないのです。いくら給料をもらっても同じです。
 自分の力を発揮する為には、自分の心を動かさなければいけないのです。
 何の為にそうするのかが腑に落ちれば、人は行動するのです。
 貴方は、何の為に仕事をするのですか?

患者様が聞きたいのは要点だけ

多くの患者様は忙しいのです。
 歯医者や歯科衛生士の人達は、仕事だから歯のことをよく知っています。
 しかし患者様の多くは、日々の生活において、歯よりも大切なことがたくさんあって、歯のことなんかはあまり考えたくないものなのです。

普通の人は痛い時や、何か気になることがある時だけ、歯科医院にかかるものなのです。歯医者程、歯のことを考えている人は、普通の人の中には殆どいないのです。
 デンタルIQを上げていくことは大切なことですが、忙しい患者様の時間を割いている意識を持って、ポイントを抑えた説明をするべきです。

眼科の先生は、目は大切だと言いますし、内科の先生は、食生活は大切だと言います。
 患者様には患者様の都合がありますので、なるべく簡単に、時間のかからない説明を心掛けるべきです。
 夜のブラッシングには30分近くかけるべきですという説明を、私も以前はしていましたが、自分が出来ないことを患者様に説明しても、殆どの人はやってくれるはずがないのです。

デンタルIQを上げるということと、患者様を歯科的ノイローゼにすることを、同じレベルで考えているのではないかと思うことがあります。
 忙しい患者の立場に立ってあげて、忙しい中でもできることを探してあげる工夫をすることも、大切なのではないかと思います。

決して患者様を甘やかして、患者様から言われることだけする歯医者になれというわけではありませんが、普通の人にとっての立場とか、考え方を理解してあげた上で、デンタルIQを少しずつ上げる努力をしていけばいいのではないかと思います。

歯医者はストレスがいっぱい

以前医学部の学生は優秀な人間程、外科のように人命にかかわる医局に進むことを望んだらしいです。
 学業の優秀な人から外科、内科と続き、眼科や耳鼻科へ進むのは親が開業している場合以外では、成績的に下の人間が多かったのが、今では成績の優秀な人ほど、人命にかかわらない眼科や耳鼻科を選択していく傾向があると聞きました。

外科医というのは、オペがあるとなると休みだろうと緊急に呼び出されたり、手術では最善を尽くしても結果的に人命が助からなければ、医療ミスではないかと疑われる因果な職業なのです。
 外科に限らず医療全般において結果で判断されてしまう職種なのです。

多くの職業が結果で判断されることは同じことかもしれませんが、医療というのは命や人体にかかわっていることなので、結果が好ましくないからといって簡単にやり直すことはできないのです。
 一度死んだ人の手術をやり直す訳にいきませんし、一度傷つけた人の体を元に戻すことは不可能なのです。

歯科においても、一度削った歯を元に戻すことはできませんし、死んだ神経を生き返らせることもできません。
 人命や人体に手を加えることが、治療結果のみで判断されるということは、不可逆的な行為をしているだけに、多大なストレスと背中合わせに仕事をしているということなのです。

商品を返したり、お金を返せば済むというものでもないのです。
 逆に返金するということは誠意として受け取られるのでなく自分の非を認めたことと同じで医療ミスとして判断され、別の問題に進展してしまう可能性があるのです。

医者はき然としていてかっこいいというイメージがありますが、信頼してもらう為にはき然とせざるを得ないという職業で、その裏ではいつも治療結果にビクビクしながら多大なストレスをためこんでいる職業人なのです。

そういう意味で、医院経営におけるお金の動きに一喜一憂しないで済むように、経営的なセンスやノウハウも身につけていかなければ、医療施術に専念できる環境を作ることが難しくなってしまうのです。
 きちんとした診療をしていくためにも「お金儲けは悪い事」という意識を捨てて、お金に困らない経営体制を作っていく事が大切なのです。

意味と価値

人間は楽をしたい生き物だと思っています。
 しかし、成長したい、という気持ちがあるのも事実です。
 このギャップを埋めるために大切なのが「意味と価値」なのです。
 ダイエット、禁煙、英会話、スポーツジムなど多くの人が、すぐに挫折して「自分は意志が弱いな」と自己嫌悪になりがちです。

しかし、人間はもともと意志が弱いものなのです。
 物ごとが続けられるか挫折するかは、意志の問題ではなく、意味と価値の問題なのです。
 何の為にダイエットするのか、禁煙する事に何の意味があるのか、英会話が出来るようになることで自分の人生がどう変わるのか………

安易な気持ちで物事をスタートすると、そのうちに楽をしたいという人間の本能が強くなり、「めんどくさい」「この行為に意味があるのか」という行動しなくてもいい、言い訳を考え始めるのです。
 人間は、しない理由、楽をする理由を考える天才です。
 本能的には、現状を変えたくはないのです。

それに反して行動していくためには、あらかじめ行動していく「意味と価値」を自分に納得させておく必要があるのです。
 安易なスタートは長く続きません。自分の中で、何の為にするのかという意味をはっきりさせる事が、継続していくためには大切なのです。

作業と仕事の違い

多くの人は、仕事と作業を一緒に考えています。
 人が成長する為には、作業ではなく仕事をしていかなくてはいけません。
 そんな事に気付かせてくれた出来事がありました。

それは、あるタクシーの運転手の方との出会いでした。
 その人は、タクシー歴32年のベテランで65歳の方でした。
 会話や言動にとても思いやりを感じられ、イキイキと仕事をしているという表現がぴったりの方でした。
 32年も同じ仕事をしていて、65歳にもなってなぜこんなにイキイキと仕事に打ち込めるのかがとても不思議でした。

タクシーの運転手さんは、お客の取り合いで競争も大変でしょうし、理不尽な客も多いだろうし、それなのに、どうしてこんなに前向きに仕事に打ち込めるのかを、聞きたくてしょうがありませんでしたが、同乗していた知人もいたので、お聞きするきっかけをなかなかつかめませんでした。
 目的地も近くなってきて、このまま帰ったら後悔すると思い、運転手さんに思い切って聞きました。
 それはまるで好きな人に思い切って告白するぐらいの勢いでした。

「運転手さんは30年以上も同じ仕事をしていて、嫌なお客も多いでしょうに、なぜそんなにイキイキと仕事をできるのですか?」
 と私が聞くと

「私は毎日今日が運転手の初日という気持ちで仕事をしているのでマンネリにはならないのです。
 初心忘るべからず、ですかな、 わっはっは………
 それに、いろんな人がいますから、いちいちお客さんに腹を立てたりする事はないですよ。」
 と言われました。

タクシーを降りてからも、数日間はこの運転手さんの事を考えると、すがすがしい気持ちになりました。
 タクシーの運転手さんには、お客を不快な気分にさせる人、可もなく不可もなくと言う人、お客を感動させる人の3種類があると思います。
 これは、タクシーの運転手さんに限らず、どの仕事においてもこの3種類に分類できると思います。

歯科医院も同じです。
 帰る時に嫌な気分にする医院、可もなし不可もなしの医院、帰る時に元気をもらえる医院。
 今まで私は、歯科医院は、歯を治療する場所だと思っていましたが、今回の運転手さんと接して患者様に元気を与える場所でもあるのだと思いました。

「こんなことまで気を使ってもらってありがたい……」
 「この子は若いのに、こんなに頑張っているのだから、私も今日から頑張ろう……」
 「ここまで丁寧に診療してもらえてうれしい……」

感動とは「自分だったらここまではできないな」という事を目にした時にわきでてくるんですね。
 今回の出会いで、本当の仕事というのは、自分が成長するだけでなく、他人にも勇気と元気を与えるものではないかと気付きました。

相手を感動させない仕事は、本来、仕事ではなく作業なのではないだろうか?
 毎日、本来の意味する仕事をする事は難しいかもしれないが、日々、作業ではなく仕事をする心がけが自分を成長させてくれるのではないかと気付きました。
 何事も気持ちが一番大切なのです。
 成長したい、尊敬されたい、人を感動させたい、そんな熱い気持ちの人が成功するのです。

ある開業医の悩み

下記のようなメールをいただきました。

青山健一先生
 本年もよろしくお願いいたします。

毎回メルマガをよんで、勇気づけられています。
 ある先輩が以下のことで、悩んでいます。

セミナーでインプラントの講師になっている先生が実は同級生だった。
 その同級生のやっているセミナーに参加する自分の惨めさ。
 また、シークエンシャル咬合やキャディアックスを使用して顎機能を調べ、リファレンス咬合器やSAM咬合器で自費をやっている同級生などもいます。
 ましてや、同級生がここまで出世している姿をみると田舎で保険中心で、まして平均値咬合器レベルでやっている同級生は惨めな思いです。
 いったい、いままで何をやってきたのだろうか・・・
 いまさら東京の有名歯科医に就職も不可能ですし、こういうときには田舎歯科医師は、どのように考え、今後の行動をしたらよろしいのでしょうか?

今後いつか、この多くの歯科医が思っているこのテーマを、メルマガで取り上げていただけたら幸いです。

上記のメールを読んで、私自身も経験あるので、この先生の気持ちはとても良く分かりますし、私なりのコメントをさせていただきます。

「同級生のやっているセミナーに参加する自分の惨めさ。」
 「同級生がここまで出世している姿をみると、田舎で、保険中心で、まして平均値咬合器レベルでやっている同級生は惨めな思いです。」
 「いったい、いままで何をやってきたのだろうか・・・
 いまさら東京の有名歯科医に就職も不可能ですし」

私自身、セミナーを開催していて、私の同級生は殆どセミナーに参加されません。
 同級生などに会うと必ず「セミナーをしてすごいですね」と言われます。
 何でセミナーをしていると「すごい」と言われ、それを聞く方がみじめに感じるのだろうかと考えてしまいました。

私自身、開業して赤字の5年間は、自分がみじめなので同級生とは会いませんでした。
 自分は赤字なのに友人はベンツに持ち家……など
 このままでは結婚も無理かなと悲観的になりました。
 本当に死にたいぐらいみじめでした。

そうこうしていて、開業4年目に1か月入院する事になりました。
 仕事の状況は何も変わっていないどころか、1ヶ月医院を閉めたので、以前にもまして暇な医院でした。
 無事退院できた時には幸せを感じました。
 成功している同級生と比べると自分はみじめに感じ、入院していた自分と比べると幸せを感じる自分がいます。

同じ状況においても、みじめか幸せかは自分の考え方次第なのです。
 「同級生がしているセミナーに出る」のはみじめでしょうか?
 同級生だからエコひいきしてくれるからラッキーとは考えれませんか?
 「田舎で保険中心で、まして平均値咬合器レベルでやっている治療」はみじめでしょうか?
 平均値咬合器レベルで患者様を満足させている先生の方がすごいとも考えれませんか?
 自費治療が偉くて保険治療がレベルが低いわけではありません。
 どちらにやりがいや生きがいを感じるかだと思います。

ベンツに乗っている人が偉いわけではありません。
 カローラに乗っていて満足する人と、ベンツでも不満を言っている人とではどちらの方が幸せでしょうか?
 先日のブログでそういう事を書きましたので一読してみてください。
http://ameblo.jp/apt605/

「いったい、いままで何をやってきたのだろうか・・・
 いまさら東京の有名歯科医に就職も不可能ですし」
 本当に今を変えたいのであれば、自分でできる事はあると思います。

人間はみんな、できない理由を考える天才です。
 やる気が本気になるまでできない理由が勝りますが、本気になると、小さな出来る事を見つけて行動するようになります。
 そのきっかけが欲しい場合は下記の2冊の本などの伝記を参考にしてみてください。
 「オール1の落ちこぼれ教師になる」(角川文庫)「一歩を超える勇気」(サンマーク出版)

今回偉そうなコメントを並べましたが、私自身、自分よりも売り上げがあったり、分院をたくさん持っていたり、本をたくさん書いている人を見ると……
 確かに嫉妬心はあります。
 何かと比較をする事で自分をみじめに感じる事はよくあります。

しかし、誰かとの比較と幸せである事とは何の関係もないのです。
 私の今の最大の関心事は「幸せになる」ことです。
 幸せは他人との比較からは決して生まれません。
 売り上げが多い歯医者や分院を持っている歯医者などはそれなりに苦労も多いのです。

私自身、うまくいっていた広島の分院を売却しましたし、セミナー講師も何度もやめようと考えました、売り上げが上がるに従って、楽をする事ばかり考えドンドン不幸になった時期もありました。
 周りからうらやましいと思われている事の裏側では、いろいろ大変な事があるものです。
 それが見える人と見えない人との違いは、「何の為にこれをするのか」を考える習慣があるかないかです。

「何でセミナー講師になりたいのですか?うらやましいと思うのですか?」
 お金ですか?……そんなに儲かりませんよ。
 名誉ですか?……自分が名誉だと思っているだけで、下手をするとそのために鼻もちならない人間になってしまいますよ
 セミナー講師をしている先生の中には、絶対にこの人には治療して欲しくないと思うような先生が多くありませんか?
 名誉職だと思っているのでしたら、その反動を自制しないと必ず不幸につながりますよ。

私がセミナー講師を何度もやめようと思いましたが続けられる理由は、参加した先生からの感謝の感想文です。
 これがあるから辞められないのです。
 人の幸せは、他人から認めてもらい評価してもらう事です。
 それはスタッフや患者様からも同じことです。
 今の私の関心ごとの1つはボランティアに生きがいを感じる方のパラダイムシフトを起こしたきっかけを知ることです。

今日のテーマで話し始めますと30分ぐらいすぐに経ってしまいますので、興味のある方は私のブルグの「幸せってなぁに」http://ameblo.jp/apt605/を読んでみてください。

開業に向けてのアドバイス

青山は歯科医師向けのセミナーを定期的に開催していますが、開業がゴールというイメージでは今後は生き残るのは難しいでしょう。
 自分は何のために開業するのか、目指すゴールはどこにあるのか、どんな歯科医師になりたいのか、を明確にして開業すれば、しばらくの間軌道に乗らなくても頑張れます。

開業する目的は人によって異なりますが、私は患者様に喜ばれる歯科医師になりたいと思いました。
 開業当初は苦労しましたが、今では患者様から「スタッフのレベルが高い」と評価されるようになって、開業して本当によかったと思えるようになりました。
 これから開業される先生も「開業してよかった」と思えるようになっていただきたいと願っています。
 その為には、歯科技術以上に人間としての器が大切になってくると思います。

『南青山発「落ちこぼれ歯医者の逆襲」』(デンタルダイヤモンド)に書いたような悲惨な歯科医人生を歩まないように勤務医時代からきちんと頑張っていくことが大切な時代になってきています。

プライドと素直さ

人間は「小さな成功体験」を蓄積していきながら、自信をつけていきます。
 「自信を持つとは自分を信じること」ですので、幸せに生きていくためには自信を持つ事は大切なことです。

しかし、何でも表と裏があるように、自信を持つ事への悪影響もあります。
 それは自信とともにプライドが高くなってしまう事です。
 プライドが高くなるという事は、素直さが無くなってくるといいう事です。
 「自分はこういう成功体験があるからすごいんだ」と思う事で、他人の意見に対して素直に耳を傾けられなくなってくるのです。

他人のアドバイスを素直に聞けなくなってくると、その人の伸びしろも減ってきます。
 成功体験はとても大切ですが、成功体験がさらなる成長を阻害する因子にもなってくるのです。

学業が優秀だった人は、それだけでプライドが高くなってきがちです。
 学歴がある事と仕事が出来る事には何の関連もありません。
 英語が出来るから数学が出来るわけではありません。

英語ができても数学は同じように学ばなければいけないのに、俺は英語が出来るのだから数学は人から学ばなくても自分でやる、と意固地になっても何の成長もありません。
 学歴等は卒業と同時に気持ち的には投げ捨てて、仕事においても新たに成功体験を積んでいく事がその人の成長するには大切な事なのです。

過去にしがみついていては、気持ちが守りに入って未来は開けません。
 「貴方にとってのゴールは今ですか?」
 今がゴールであるのならば、過去の成功体験を誇示していくしかありません。

しかし、自分にとってのゴールが、数年後、数十年後であるのなら、今までの小さな成功体験をあえて捨てることで、素直に多くの事を吸収できるのです。

また、目の前の出来事に一喜一憂する生き方が、プライドを増長してしまいます。
 そうならない為には、自分の夢を再確認して、自分にとっての成功とは成長とは何なのかを強く意識していくことで、自信を持ちながらでも素直であり続ける事が出来るのだと思います。

今の結果に一喜一憂するのではなく、自分の夢や未来に向かって、今どうする事がベストかを冷静に見つめる事で、一喜一憂しない地道な努力が出来るのではないでしょうか?

「自分のゴールは今ではない!」
 短いスパンで考えるから一喜一憂するのであって、長いスパンで物事を見れる人間が、コンスタントな結果を継続できるのだと思います。

過去の成功体験を捨てる

勤務医を採用する際にどの院長も言われることが、歯科医師はプライドの高い人が多いという事です。
 私自身、歯科助手や歯科衛生士を採用していてプライドが高くて辞めてもらう事はほとんどありませんが、歯科医師の場合にはかなりの頻度で辞めてもらう事があります。

プライドが高いというのは、過去の成功体験を過信して、他人の言う事を素直に聞けないという事のように思います。
 歯科医師の成功体験と言うのは、歯科医師免許を持っている、学業が優秀だったという事ぐらいですが、そのレベルで他人の意見を素直に聞けないのですから、開業して苦労するのも当然でしょう。

歯科医師免許を持っているのと調理師免許を持っているのはそんなに違う事でしょうか?
 学業が優秀だったという事と、運動会でかけっこが早いというのはそんなに違う事でしょうか?
 社会に出てから、私には、どちらも大差がない事だと思います。
 縁あって歯科医師になったというだけで、どの職業でも他人の役に立っているかどうかが大切なんだと思います。

患者様に必要とされている歯科医師もいれば、自分のことしか考えない歯科医師もいます。
 どの職業でも、お客さんから本当に必要とされている人とそうでない人がいます。
 それは、能力ではなく相手を思う思いやりの違いだと思います。

歯医者の使命は患者様からどう評価されているかではないでしょうか。
 自分ではいくら優秀だと思っていても、患者様から評価されなければ、廃院してみじめな思いをするだけです。
 患者様から評価してもらえば、いい生活もできますし、仕事に生きがいも感じます。

社会に出て一番にする事は、学生時代からのちっぽけなプライドを捨てて、自分の夢の為なら何でもするという覚悟を持つことではないかと思います。
 過去にしがみついて生きている人間が成功するはずありません。
 売れていない俳優が、過去の小さな成功を自慢して仕事を選んでいたのでは、いつまでたっても成功するはずがありません。

売れていないのであれば、どんな役でもやる、という気概がなければ、初めからいい役が来るはずがないのです。
 今現在、患者様から必要とされていないのであれば、どうすれば必要とされる人間になれるかを必死になって考えなければなりません。
 「俺は歯医者だ」「私は優秀だ」といくら自分で叫んでも、誰も尊敬してくれません。

未来を切り開いていくためには、過去の成功体験をどれだけ捨てられるかという覚悟が、その人の行動に結びついてくるのです。
 その覚悟が出来れば、自然ととるべき行動も違ってくるのです。

「実るほど首を垂れる稲穂かな」という句がありますが、首を垂れるには、自分はまだまだ成長途中だという謙虚な気持ちで、過去の小さな成功体験を捨てられる気持ちが大切だと思います。

答えをくれる人vsヒントをくれる人

何かの質問をした時に、答えをくれようとする人とヒントをくれようとする人がいます。
 答えをくれようとする人の方が、親切に思えますが、簡単に答えを与えられると、その人は考える工程を省けますからとても楽です。
 しかし、楽をして得たものは自分のものにはなりませんので、またいつか同じような悩みが発生するのです。

一方、ヒントを与えられて自分で考える場合には、どういう答えが出るかは受け手によって違います。
 導き出した答えは人によって違っても、それが今現在のその人の答えなのです。
 必ずしもベストの答えではなくても、その人が考え出すまでの過程で、その人は多くのことを学んでいるのです。

自分の頭で考えだした人は、次の問題点が発生しても思考回路は成長しています。
 短いスパンで見れば、早く正解を出した人がリードしていますが、長いスパンで見れば自分の頭で考えた人の方が応用がきいてくるのです。
 俗にいうティーチングとコーチングの違いですが、答えは相手が持っているという視点で接することが、相手を伸ばしていく為には大切なのです。

本当の人脈

どんな人と出会うかで人生の質は決まるような気がします。
 実際には、どの人にも平等にいい出会いがあるのかもしれませんが、いい出会いを活かせる人と活かせない人がいるような気がします。
 人脈という言葉がありますが、誰でも自分にとって得るものが多い人とはいい関係を続けたいものです。
 相手も同じように考えていますから、同じような境遇の人とはいい関係が続きやすいものですが、一方的に相手を利用しようと考えていれば相手は逃げていくでしょう。
 自分の事しか考えていなければ、当然相手は去っていきます。

どうすれば、人脈を作れるのだろうと考えていた時期もありますが、今、私が心掛けていることは、「また会いたいと思ってもらえる人間になる事」です。
 それは、一緒にいて相手が気持ちよくなるようにすることだと思います。
 なにもおべんちゃらを言う事ではなく、自然体で相手を気遣ってくれるような人とはまた会いたくなるものです。

私自身、セミナーを開催していて、また会いたいなー、何か力になってあげたいなー、という人が何人かいます。
 その人の成功を心より祈っています。
 そういう人と出会えたことが、セミナーを開催していて一番の収穫かなと思っています。

スタッフにも、幸せは他人が運んで来るから、人に親切にして可愛がられた方がいいよ、と言っています。
 自分に得があるから相手によくするのではなく、誰にでも自然体で相手を居心地良くできることを積み重ねていけば、忘れたころにその中には幸せを運んでくれる人がいるものだと思っています。
 それが、いつ、誰なのかは、誰にもわかりません。

損得ではなく、相手の為に何かをしてあげた中から、自分の人生を変えてくれる人が現れると信じれるかどうかで人生が違ってくるのです。
 世の中に人脈を作る方法があるとすれば、目先の損得を追いかけるのではなく、いつ芽が出るかわからない種をまき続けることなのではないかと思います。
 損得でつながった人脈でなく、人間的につながっている人脈だけが本当の人脈なのではないかと思っています。
 そういう意味では、人脈は意識的に作るものではなく自然の流れでできるものではないかと思っています。