院内の人間関係について

毎年、面接される学生さんは、まずどの人も例外なく「人間関係のいい職場で働きたい」と言われます。

一般的に、就職で重視することも、離職の理由でも一番に挙げられるのも「人間関係の良しあし」ということである以上、人を雇う側の責任として、自分の職場を「人間関係のいい職場にしていくことが最大の課題」ということになります。

逆に言えば、「人間関係のいい職場」が少ないから、求職者は「人間関係のいい職場で働きたい」と思うのかもしれません。

当クリニックには30名以上の社員がいますが、社員間の人間関係の良さには、当クリニックの社員からいつも驚かれます。

組織のトップとしての私の役割は、社員に働きやすい環境を提供することだと思っています。人間関係でギスギスした職場では、社員は仕事に集中できません。

社員に患者様への対応や仕事に集中してもらうためにも、仕事以外の余計なこと(特に人間関係)にエネルギーを費やさなくて済む環境作りをしていかなければいけないと私は思っています。

私が「人間関係のいい職場」を作っていくために意識していることは、「いい人材を採用して、いい教育をしていくこと」に尽きます。「いい人材を採用する」だけでもダメですし、「いい教育をしていくこと」だけでも難しいと思っています。

せっかく「いい人材を採用」できても、教育が間違えれば間違った方向に進んでしまいますし、「いい教育をしていくこと」だけでも、その人の受け入れ態勢ができていなければ、何を伝えても相手に伝わらないと思います。

歯科医院が過剰になっている昨今では、昔以上に「いい社員」の争奪戦になってきています。

「企業は人なり」と言われますが、サービス業だと言われている歯科医院において、「いい人材」は、どの医院も、のどから手が出るぐらい欲しい気持ちを持っています。

「いい人材」に面接に来てもらうためには、クリニック側も人気のある歯科医院に成長していかなければなりません。

患者様に支持されるだけでなく、求職者からも「是非このクリニック働きたい」と興味を持ってもらう人気クリニックにならなければなりません。

そうして入社して頂いた後も、きちんとした教育をして患者様からも評価され、世の中にお役にたてる人材に教育していかなければなりません。

小さな歯科医院では、「やっとの思いで採用できた人に辞められたら困る」という感情が働いて、きちんとした教育ができないところがほとんどです。

正しいことを正しく教育していくことは、その社員の為だけでなく、患者様の為でもあり、1人1人が正しい考え方を身に着けていくことは、若い人が日本の未来を背負っていくためにも大切なことのように思っています。

1人1人の国民が正しい考え方を身に付けていくことが日本を良くしていくため不可欠なように、社員1人1人が成長していくことで患者様もクリニックも良くなっていくのだと思っています。

仕事とは「誰かの役に立つため」「誰かを幸せにするため」に存在しています。患者様を幸せにできれば人気医院になりますし、スタッフを大切にすれば就職したい人が列を作る医院になります。

世の中には好循環と悪循環しかないと思っています。当クリニックは、患者様からも社員からも「あって良かった」と思って頂ける良循環のクリニックにしていかなければいけないと覚悟を決めています。