人間は自分が思ったような自分になっている

「人間は自分が思ったような自分になっている」「世の中は自分が思っているような世界に見える」これは私の中で信じていることです。
言い換えれば「心が体を動かす」「想像したことが現実になる」ということのようにも感じます。
人間には、希望、願望、欲望、ビジョンなどいろんな思いがあると思う。

人間は自分が思ったような人間になっていくのだと思います。
例えば、楽してズルイことをして得をした、と思っている人は、そういう選択をしながら生きていくのだと思います。
世の中は正直者が損をするようにできている、と思っている人は、成功している人はみんな強欲でズルい人だと見えてしまうだろう。

わたしの中に「もっといいクリニックにしたい」「立派な人間になりたい」という気持ちはあります。どの歯科医院の院長も「もっといいクリニックにしたい」と思っているだろう。
でも、その思いの深さの違いが、結果として違ってきているのではないかと思います。
私の中でも、「もっといいクリニックにしたい」という気持ちと「このままでも十分じゃないか」という気持ちが日々葛藤をしています。

頭の中では、「もっといいクリニックにしたい」が勝っていても、そのためにはいろんな努力や犠牲を払わなければなりません。
そこまでして「もっといいクリニックにしたい」と行動していくためには、頭で思うだけでなく、心の底から「もっといいクリニックにしたい」と感じなければなりません。

人間は頭で考えて行動するのではなく、心で感じて行動すると思っています。
特に昨日までの自分を超えて、何かに挑戦していけば必ず越えなければいけない壁が発生します。
この壁を乗り越えるためにいろんなしんどいことをしてまで、心の底から乗り越えたい、改善したい、と思っているのかを神様から試されている気がします。

多くの場合、「こんな壁があるのなら結構です。失礼しました!」と引き返します(笑)
ここで挑戦する気持ちを維持していくためには、頑張る理由、やり続ける理由が必要になってきます。
残念ながら、この答えは本を読んでも載っていません。自分の心の中での葛藤になってきます。
ここで、頑張るのか、それとも引き返すのか、いずれかの理由が必要になってきます。

引き返す理由なら、誰かのせいや環境のせいにしていけばいいので簡単にいくつでも見つけられます(笑)
ここで、頑張れる理由、やり続ける理由を見つけていくには、思いと情熱が必要になってくるのだと思います。
何かを成し遂げるためには、クールヘッド、ウォームハート(冷静な頭脳と温かい心情)が大事だと言われていますが、一番大切なのはやはり熱い心で、思いと情熱がすべてのような気がしています。

頭のいい人間は、簡単にできない理由を見つけて自分を正当化してきます。
何かに挑戦していくときには、バカになっていく必要があるように思います。
普段の自分の生き方や言動が、できない理由を見つけて自分を正当化しようとしているのか、それとも少しでもできることを見つけようとしているのか、日々の生き方、考え方がいざという時に出てくるのだと思います。

何かに挑戦していく人間になっていくためには、目の前の小さなことをどう受け止めながら生きているかがすごく大切なような気がしています。

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